東南アジアの主要換金作物キャッサバにおけるウイルス病防除基盤の構築

研究プロジェクト名

東南アジアの主要換金作物キャッサバにおけるウイルス病防除基盤の構築

実績報告

連携教員名

湊 菜未   自然科学系(農学部)・准教授

概略

キャッサバは熱帯地域で栽培される主食作物であり、東南アジア諸国は資金獲得手段としてその輸出の大半を担う。キャッサバに発生するcassava mosaic disease (CMD) は2015年に初めて東南アジアへの侵入が確認されたウイルス病で、以降十年間で主要キャッサバ生産国に蔓延し収量に甚大な被害を及ぼしている。また、キャッサバ栽培を担う小規模農家はウイルス病に関する知識が不十分で、効果のない農薬への投資や感染種苗の使用によりさらに経済的危機に陥る場合も多い。東南アジアにおいて本病に抵抗性となる品種開発が期待されることから、代表者らはこれまでに病原ウイルス (Sri Lankan cassava mosaic virus: SLCMV) に対する抵抗性候補遺伝子の評価に取り組んできた。 

本プロジェクトの目的は、アジア地域で急速に感染が拡大するキャッサバのウイルス病に対する新規防除策の構築を目指し、国内におけるSLCMVに対する抵抗性遺伝子解析に加えて、本病の初発国であるカンボジアで病原ウイルスの進化過程を調査するとともに、現地農家の慣行ウイルス防除法の実態を明らかにすることである。病害発生状況と慣行防除についての同時調査例は少なく、新規防除法の導入基盤となる知見を蓄積できる。

プロジェクトメンバー

氏名 所属 専門分野 備考
湊 菜未 新潟大学 自然科学系(農学部) 植物病理学
徳永 浩樹 国際農林水産業研究センター 熱帯・島嶼研究拠点・研究員 植物病理学  

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