【コラム】モンゴル国の近況
2021年11月02日
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モンゴル
モンゴル国の新型コロナの状況は、少しずつ改善しています。一日あたりの感染者数は、9月上旬に3,700人まで達しましたが、10月末の時点では1,400人程度に落ち着いてきました。それでも人口330万人ほどのモンゴルとしては、依然として深刻な状況です。死者数が15名前後の日が続いていて、予断を許さない状況です。それでも人々は日常生活を取り戻しつつあります。首都ウランバートル市には、11月にチンギス・ハーン博物館がオープンする予定で、開館の準備が急ピッチで進められています。写真はチンギス・ハーン博物館の外観です。13世紀にユーラシアを席捲したモンゴル帝国の始祖チンギス・ハーンは、モンゴル人にとって神様のような存在です。博物館には彼に関連する歴史・考古資料が展示される予定で、コロナ禍の終息後は、観光立国モンゴルの目玉になると期待されています。
なお、この写真を撮影したのは、本学大学院現代社会文化研究科OBのロチン・イシツェレンさんです。(文責:白石典之)
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